昨今のリゾート業界の大きな変化の流れを受け、私たちはより豊かなリゾートライフの創出と業界発展を目指し、
関係業界・大学の皆様、日経グループ各社とともに新たなビジネスフィールドの立ち上げをお手伝いします。
日本には国内外のツーリストを魅了してやまない観光資源が数多くあります
その一方でツーリストの価値観やニーズは時代とともに変化し、旅行のスタイルも移行しつつあります。
新しいリゾートのカタチは、こうした変化を読み解いた先に見えてくるはずです。
ツーリストたちから聞こえてくるさまざまな声に、ちょっと耳を傾けてみませんか。
日本を何度も訪問している外国人リピーターにとっては、「スキー・スノーボード」や「温泉めぐり」といった“コト消費”が関心の的。人気ゲームキャラクターのコスチュームを着てカートで公道を走る体験型アトラクションが脚光を浴びたのも記憶に新しいところです。
※訪日外国人に人気のコト消費「スキー·スノーボード」は年間650億円もの経済効果!
出典:観光庁「平成30年訪日外国人消費動向調査」 日本政府観光局「訪日外客数」に基づき観光庁作成日本人同様、訪日外国人客も禁煙志向が高まっています。SNSに書き込まれた訪日客の声からも「ホテルのホールが禁煙でなくて残念」「ホテルの部屋がタバコ臭い」といった否定的な意見が多く聞かれます
※訪日外国人観光動態調査<センチメント分析:ネガティブ発言>
※訪日外国人観光動態調査<センチメント分析:ネガティブ発言> 出典:観光庁観光スポットをあくせく巡らず、ひとつの地域にのんびりとステイする滞在型旅行が人気。地域に落ちる金額も大きくなるため、リゾートビジネスにとってはありがたいお客様ですが、いかに足を向けてもらうかが課題です
※滞在型の旅行の場合、平日に宿泊・観光してもらえるというメリットが!宿泊施設の空室率を下げ、飲食店や観光施設にも経済効果をもたらします。
以前に比べて休暇がとりやすくなった会社が増え、余暇を楽しむゆとりが生まれました。一方、仕事と休暇を両立する「ワーケーション」というスタイルも登場。そんな潜在的な旅行客を地方活性化につなげるための取り組みとは? ※2019年11月に発足したワーケーション自治体協議会には84もの自治体が参加!
(2020年3月末時点)
たとえば、豪華寝台列車「クルーズトレイン」は、JR九州が2013年に日本で初めて投入し、モダンクラシックな車内と九州の温かなおもてなしがアクティブシニアに人気となり「ラグジュアリートレイン」という新しい旅の形が確立しました。
※3泊4日コースで最高188万円(1名様1室利用)という料金でも毎回予約の取りにくい状況が続いています。
リゾートを取り巻く課題は、
業界全体を横断するニッポンの課題。
一口にリゾートと言っても関連する業種はデベロッパー、運輸、旅行代理店、ホテルレジャー施設、自治体など多岐にわたります。
一方で、社会的変化の中で生まれるリゾートビジネスにおける課題やテーマは横断して発生しています。